「運転を続けたい」その願いを叶えるために、今できる“健康の貯金”

皆さん、こんにちは。
出張体操指導を通して全国のシニアの健康をサポートしている「ちょけん先生」こと奥山雅平です。
私はこれまで、介護福祉士として多くの高齢者と向き合ってきました。
そして今は、“健康を未来に貯金する”という思いを込めた《健康貯金》の理念のもと、出張型の体操指導を通して、たくさんのご高齢の方の心と身体に寄り添っています。
さて、今日は私自身が特に気になっている話題、「75歳以上の高齢ドライバーと認知症のリスク」についてお話ししたいと思います。
◆ 免許更新に必要な“認知機能検査”が変わりつつある
2025年現在、75歳以上の方が運転免許を更新するには、“認知機能検査”が必須となっています。
この検査で「認知症のおそれあり」と判定された場合、医師の診断を受けなければならず、結果によっては免許の更新ができなくなる可能性もあります。
これは非常に重要な取り組みです。
というのも、認知症による判断力の低下は、運転事故につながる重大なリスクとなるからです。
しかし一方で、車が“生活の足”となっている地域では、免許を手放すことは簡単なことではありません。
特に地方にお住まいの方にとっては、通院・買い物・人との交流など、生活すべてに直結しています。
◆ 熊本の田舎出身だからこそわかる、車がある生活の大切さ
私自身、熊本の田舎町で育ちました。
バスは1日に数本、コンビニもスーパーも車がなければたどり着けないような環境でした。
だからこそ、「運転できる」ということが、どれだけ自立した生活に繋がっているか、肌で感じています。
運転免許を維持するために必要なのは、ただ“記憶力”を鍛えることだけではありません。
身体を動かすことが、脳の活性化にもつながるということをご存じですか?
◆ 筋肉だけでなく、脳にも効く体操がある
「ちょけん体操」は、単なるストレッチや筋トレではありません。
声を出したり、左右で違う動きをしたり、参加者と一緒に笑い合ったり――。
この“非日常の刺激”こそが、脳にとっても最高のトレーニングになります。
近年の研究でも、体を動かすことが脳の血流を増やし、認知症の予防につながると報告されています。
つまり、“体を動かす=健康を貯金する”という考え方が、運転免許を守ることにも直結しているのです。
◆ 健康を未来に“貯めておく”という新しい選択肢
私たちの体は、一晩で変わるものではありません。
だからこそ、「今から貯金する」という発想が大切なのです。
● 歩く力を保つこと
● 判断力を維持すること
● 楽しみながら体を動かすこと
この3つを同時に叶えるのが、ちょけん体操です。
出張スタイルなので、ご自宅でも、地域の集会所でも、施設でも対応可能です。
最近では「母が免許を返納しないように、認知症予防を始めてほしい」というご家族からのご依頼も増えています。
◆ 免許返納を考える前に、できることがある
もちろん、すべての方が免許を手放すべきとは思っていません。
大切なのは「今の自分の体と頭で、安全に運転できるかどうか」。
その判断を“前向きに支える”のが私たちちょけん体操の役割です。
75歳を超えても、80歳を超えても、人生はまだまだ続きます。
だからこそ、健康の貯金を今から始めて、自分らしい生活をできるだけ長く続けていただきたい――それが私の願いです。
◆ おわりに
運転を続けたい。
できれば、子どもや孫と一緒にまたドライブに行きたい。
そんな“日常の夢”を、私たちは全力でサポートします。
健康は、今からでも貯金できます。
そしてその貯金は、未来のあなたを守る力になります。
もしご家族やご自身で「ちょっと心配かも…」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。